現在の三大流星群と2018年の予測まとめ~過去の大出現記録まで!

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ここでは三大流星群とは何かに始まり2018年の三大流星群のピーク時期や条件、出現数の予想をまとめていきます。

2018年の予想だけではなく、これらの流星群は過去どのような出現記録があるのかも書いているので、当時の様子も想像しながら楽しんでくださいね!

三大流星群とその変遷

三大流星群とは?

三大流星群とは、現在は一般的に

  • ペルセウス座流星群
  • ふたご座流星群
  • しぶんぎ座流星群

の3つの流星群を差します。
これらは他の流星群に比べて、出現数が多いからそう呼ばれます。

過去(2001年)にはしし座流星群の勢いが強い時があり、しし座流星群が三大流星群に仲間入りしていた時期がありました。
有名な天文観測家、藤井旭さんの書籍でもそう書いているものがありました。
ただ、最近のしぶんぎ座流星群そうですが、当たり外れがあるため3大流星群の仲間に入れられてはいませんね。

しぶんぎ座はピークが鋭いため、ピーク時間が狭くピークが昼間にあたると夜には出現数がドット減ってしまいます。

タイトルに現在はと書いたのは、これからも入れ替わりがありうるからです。

三大流星群の特徴

三大流星群の共通の特徴としては、ピーク時の流星の出現数が多いことがですが、他にもそれぞれ固有の特徴があります。
それらをざっと見ておきましょう。

 ペルセウス座流星群ふたご座流星群しぶんぎ座流星群
出現時期、ピーク8月上旬~中旬12月中旬1月中旬
ピークの形状鋭いなだらか鋭い
流星の速さ速い普通普通
多彩→緑,赤にも
明るさ明るい普通暗い
ピーク時の天気その年によるが、
晴れるかどうかは
半々と言ったところ
太平洋側は
晴天率が高い
太平洋側は
晴天率が高い
母天体スイフト・タットル彗星小惑星ファエトン小惑星2003EH1
出現数1時間に60ぐらい1時間に60ぐらい1時間に40ぐらい
流星雨1862年,1992年--

ふたご座流星群は明るさや派手さでは、ペルセウス座流星群にはかないませんが、出現数に関しては負けていません。

冬の澄んだ空気の影響を考えるとより暗い流星まで見えるので、出現数に関してはふたご座流星群に軍配があがるかもしれませんね。

彗星の明るさや流れる速さではペルセウス座流星群がダントツで、派手でダイナミックなイメージがあります。
個人的には、夜空をゆっくり横断する流星が好きなのでふたご座とかは期待しています^^

2018年のピーク日時と月齢

2018年三大流星群がピークとなる時期、時間を表にまとめます。
ピーク時間と同様に重要な要素となる月齢も合わせて掲載しておきます。

 しぶんぎ座流星群ペルセウス座流星群ふたご座流星群
ピーク日1月4日8月13日12月14日
ピーク時間5:00
早朝
10:00
朝出勤後
21:00
月の状態満月過ぎ
月齢17
ほぼ新月
月齢1
上弦の月
月齢7
活動時期
2018年
観測条件
ピーク時間△
月××
総合×
ピーク時間×
月◎
総合○
ピーク時間○
月○
総合○
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三大流星群2018年の展望、予測

しぶんぎ座流星群

2018年のしぶんぎ座流星群は、先の表にも書いてあるとおり満月に近い月が邪魔をしてしまいます。

ピーク時間は早朝5時で悪く、太平洋側では晴れが多い時期だけに残念ですね~。

見るとしたら早朝、薄明が始まる前に月が無い側の空を見るのがいいと思います。

月は西の空にありますので天頂から東の空ですね。

そして、しぶんぎ座流星群の輻射点は、北東の空にあります。

輻射点とは、ある流星群を観察するとその点から放射状に流星が流れる様に見える点です。

ペルセウス座流星群

ピーク時間が朝10時であることは残念ですが、規模の大きい流星群ですのでピーク時間を外れても結構流れます。

8月13日の薄明前がチャンスですね!しかも月齢0とほぼ新月!!

ただ晴れることを祈るのみです^^;

ふたご座流星群

この時期は太平洋側で晴天率が高いので非常に楽しみです。

月は上弦の月が夜半近くまでありますが、ピーク時の21時には東の空に傾きます。

ふたご座流星群はピークを外してもたくさんの流星が流れるという特徴があるので、日が変わり月が沈んだ15日の薄明前までは絶好の観察チャンスですね!!

三大流星群の過去の出現記録、年表

3大流星群の特徴的な出現記録としては、

しぶんぎ座流星群

ふたご座流星群もそうなのですが、しぶんぎ座流星群の記録ほとんどは1900年台からです。

1800年代もあるにはあるのですが、そんなに多くありません。

ペルセウス座流星群は、2000年以上の記録が残っているのでやはり格が違いますね~^^;

しぶんぎ座流星群は、平均的に他の流星群にくらべ出現数が多いですが、ペルセウス、ふたご座に比べると劣り気味かもしれません。

一応、1987年、1992年には活発な活動が見られました。

ペルセウス座流星群

上記の特徴のところでも書きましたが、ペルセウス座流星群は1992年流星雨となりました。他には1862年にも流星雨となったようです。

流星雨と言えば、個人的には、2001年のしし座流星群の記憶が強いです^^
当時は三大流星群に入っていたこともありました。
流星が夜空を優雅に横断する光景は本当にすごかったです^^

ふたご座流星群

ふたご座流星群は、今でこそ安定した出現数を誇り、大きな注目を浴びていますが歴史はそんなに古くありません。
意外ですね~
なんと1800年代にはほとんど記録が少なく、1900年代に入り出現し始めたらしいです。

1900年代中旬から本格的に増え始め、1970年代に現在と同じような出現数に達しました。
母天体のフェアトンの軌道がさらに近づいて来る事もあり、当分期待できそうですね^^

あとがき

他にも楽しめる流星群はいくつかありますが、ペルセウス座流星群はすでに夏の風物詩であり、ふたご座流星群も冬の風物詩になりつつあると思います。
外せませんね^^
しぶんぎ座流星群も最近は目立った出現数とはなっていませんが、お正月の時期なので是非見てください。

くれぐれも冷えには注意!!一度冷えるとコタツに入っても眠れません!
過去の私です^^;

この記事は私が小学生の時からお世話になっている天文ガイド、星ナビ、NEWTONをはじめ天文年間、理科年表、他流星に関する書籍を読んで自分なりにアウトプットしたものです。



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Posted by 40sfile


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