流星群2018年カレンダー!ピーク時間はいつ、方角、条件は?

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2018年の主な12個の流星群のピーク時間方角、特徴を一覧表、カレンダー形式で掲載しています。

2018年条件の良い注目の流星群は何か?ちょっとしたエピソードと共にお楽しみください^^

3大流星群はペルセウス座流星群ふたご座は今年も好条件、しぶんぎ座は残念な感じです。

2018年流星群の概要

毎年注目される3大流星群の期待度はこんな感じです。

しぶんぎ座流星群(1月) ⇒
ペルセウス座流星群(8月) ⇒
ふたご座流星群(9月) ⇒

条件等は、主に

①月の満ち欠けの状態
②流星のピーク時間が日本の何時か

の2つの条件に因ります。

3大流星群以外も注目の流星群を12個掲載していますので、詳しくは、各月の項目を見てください。

2018年主な流星群のピーク時間一覧表

 ピーク時間月齢総合評価備考
しぶんぎ座1/4 5:0016× ×満月過ぎの月
4月こと座4/23 3:006○ ◎
みずがめ座η
(エータ)
5/6 17:0020△ ×
みずがめ座δ
(デルタ)
7/2816× ×
ペルセウス座8/13 10:00 0(新月)◎ ○新月
10月りゅう座10/9 9:0028◎ ○出現数ほとんど無い
オリオン座10/22 2:0013× ×
おうし座(南)11/628○ ○
おうし座(北)11/135◎ ○
しし座流星群11/18 7:0010◎ ○
ふたご座12/14 21:006◎ ○
こぐま座流星群12/23 6:0015× ×

総合評価の欄は左から「藤井旭の流星群観測ガイド」「流星電波観測国際プロジェクト」を参考に◎○△×で条件の良し悪しを表しています。

それでは個別に2018年の概要を見ていきましょう!
特別に2018年の詳細なページを用意している流星群ものもありますので、リンクを貼っておきますね。

1月の流星群

しぶんぎ座流星群

しぶんぎ座流星群はここ最近は本当にパッとしませんね~。
3大流星群の意地で頑張って欲しいです^^;
去年、一昨年と体が冷えただけで多くの流星を見ることは出来ませんでした(>_<) 今年2018年も観測条件が悪いんです。 先ず月明かりが邪魔をします。 極大日の1/4(木)の2日前1/2が満月で、この日も月齢16の明るい月があります。

あと『しぶんぎ座流星群』の特徴として、ピークの時間を外すと極端に出現数が減るというのがあるのですが、今回は明け方の5:00位です。

月だけでなく薄明(太陽の影響を受ける)時間もすぐです。

ピーク時間:1月4日木曜日、明け方5:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:20~100個/1時間 ← 今回はあまり期待できない。
月齢:16(満月過ぎの月)
特徴:ピークが鋭い。

4月の流星群

4月こと座流星群

4月の流星群は、『4月こと座流星群』というものがあります。

一般の人はあまり知らない流星群かと思いますが、今年2018年は条件がとても良いので見てみるといいです^^

流星の流れるスピードは、約秒速47kmと速く、明るい流星(平均2等級)も出現するので見ごたえがあります。

2018年は是非挑戦してみたい流星群ですね!

過去、突発的に1時間100個もの流星が流れたことがあるので、侮れません^^;

ピーク時間:4月23日 明け方3:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:5~10個/1時間
月齢:6
特徴:速度が速く、明るい流星が期待できる。平均光度2等級

5月の流星群

みずがめ座η(エータ)

この流星群は去年すごく見ごたえがありました。
予想以上だったので、大変満足でした。
これから、上向いていくという予想があります。
でもあまり期待し過ぎると良くないので、たくさん流星が見れたらラッキーの様な感じで望むのがいいと思います^^

ただ月の影響があるため今年2018年は、条件があまり良くない様です、残念。
ゴールデンウィークと重なる流星群だけに惜しいです。

ただ南半球に行けば、話が変わります^^;
そちらは、別記事にて書きますね。

ピーク時間:5月6日 夕方17:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:3個/1時間
月齢:20
特徴:速度が速く、明るい流星が期待できる

7月の流星群

みずがめ座δ(デルタ)流星群

5月のみずがめ座はエータですが、こちらはデルタです。
2017年エーターの方が、話題になっただけにこちらも頑張って欲しいです^^;

この時期は夏休みにあたり、お子さんの自由研究にも良いですね。
8月の『ペルセウス座流星群』を待っても良いですが、夏は天候が読みません^^;
自由研究にするには、『みずがめ座δ流星』にも挑戦したいところですが、月齢16と満月過ぎの月があり観測には悪条件です(>_<)

ピーク時間:7月28日
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:5~10個/1時間
月齢:16
特徴:複数の流星群が活動している時期で、他の流星も合わせると意外に多くの流星がみられる。

8月の流星群

ペルセウス座流星群

日本では名実とも最強の流星群ですね!
ペルセウス座流星群は「ペルセ群」と略して呼ばれることもあります。

3大流星群の一つで、そのうち『ペルセウス座流星群』『ふたご座流星群』は毎年安定した出現数を誇ります。

『夏の風物詩』としてこの時期、雑誌、新聞、テレビのニュースでも報道されます^^

そして、今年2018年はなんと新月で最高の観測条件です。

ただただ、各地で晴れることを祈ります^^;

ピーク時間:8月13日 朝10:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:50~60個/1時間
月齢:0(新月)
特徴:明るい流星が多く、痕を残すものもある。
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10月の流星群

10月りゅう座流星群

この流星群は、2018年1時間に0個~1個とほとんど出現が見られません。

ではなぜ、主な流星群に数えられているかと言うと、過去にとんでもない数の流星が出現したからです。

西ヨーロッパで1933年に1時間に6000個もの出現を記録しているからです。流星雨にしてもすごい多い数ですね~

多分期待は出来ませんが、過去すごい数の隆盛が現れたことがあると記憶だけはしておきましょう^^;

ちなみにこの『10月りゅう座流星群』は周期流星群という周期的に出現数が多い年があったり少ない年があったりする流星群の1つです。

次は、2024年に活発な活動が予想されています。

わくわくしますね!^^

ピーク時間:10月9日 朝9:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:0~1個/1時間
月齢:28
特徴:過去、予想ピーク時間より、早い時間帯に多く出現している。

オリオン座流星群

次はオリオン座流星群です。

もうこの季節になると夜半にはオリオン座が昇ってきますね。

もっとも有名な星座に輻射点があります。

そしてなんとこのオリオン座流星群の母天体は、あの有名なハレー彗星です。

実は、5月のゴールデンウィーク中に見れるみずがめ座η(エータ)流星群もハレー彗星が母天体なんです。

こちらも兄弟の関係ですね^^

ハレー彗星の軌道に地球が季節を違えて2度通過するので、このようなことになります。

さて、2018年のオリオン座流星群はというと、満月前なんです(><) 残念!

ピーク時間:10月22日 am2:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:10個/1時間
月齢:13
特徴:火球の様な明るい流星流星痕が期待できる。

10月はりゅう座流星群の条件はいいものの出現数が少ないですし、オリオン座流星群も満月で見難いです。

11月に期待しますか~^^

11月の流星群

11月はいろんな流星群がありますね。

1つずつ見ていきましょう!

おうし座南流星群

先ずおうし座流星群ですが、南群と北群に分かれています。

南群も北群もエンケ彗星が母天体とされていますので、ちゃんとした兄弟の様な関係ですね。

先ずは、先にピークの日時が訪れる南群から見ていきます。

南群の方は、11月6日がピークとなっており、8日が新月なので月の影響はありません^^

ピークの日だけで、時間が予想されていないのはおうし座流星群のピークが曖昧なためです。

ピークが曖昧なのでピーク日前後の日でも十分おうし座流星群に挑戦することが出来ます。

しかもこの時期、北群にも言えることですが、一晩中『おうし座』は見えているので2018年は絶好の条件です。

おうし座流星群の小惑星?の話題が2017年ネット等で話題になっていましたね^^;

ピーク時間:11月6日
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:3個/1時間
月齢:28
特徴:ピークが曖昧なので前後数日でも楽しめる。明るい火球の様な流星が人気。

おうし座北流星群

去年(2017年)ちょっとだけ、都内自宅の屋上から30分ほど見ていたのですが、見事な流星がふたご座を切り裂く様に出現しました^^
しっかり、おうし座の方向から流れている様にみえましたよ!

南群より後にピークがやって来るのですが、そのピークは穏やかなものなのでその日時を外したからと言って、出現数が激減するものでは無いです。
おうし座流星群に限った話ですよ~。

北群は、11月13日にピークということになっています。
南群と北群のピークの期間はもしかしたら2つ合わせて1時間に10個程度見れることもあるようです^^

ピーク時間:11月13日
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:3個/1時間
月齢:5
特徴:ピークが曖昧なので前後数日でも楽しめる。明るい火球の様な流星が人気。

しし座流星群

2001年は本当に凄まじかったですね!
まるで花火でした。
ピークを外しても、翌年2002年も滞空時間の長い流星が夜空を裂くように流れるのは見事でした^^
現在はすっかり息を潜めており、2018年も特に状況は変わらないと思います。

このしし座流星群は、テンペル・タットル彗星が母天体となっています。
この彗星が撒き散らしたチリが地球の大気圏に突入すると流星となります。

テンペル・タットル彗星は33年周期で太陽を焦点とした楕円軌道を回っており、このしし座流星群はその周期の影響を受けて周期流星群と呼ばれます。
次回テンペルタットル彗星が太陽に近づいてくるのは2031年で、しし座流星群の活動が再び活発化するのは2034年~2037年になると言われています。

今はちょうど谷間の時期ですね~

ただ月齢、ピーク時間などの条件は良いので、見てみるといいですね^^

こちらも条件はすごくいいですね!

ピーク時間:11月18日 朝7:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:5個/1時間
月齢:10
特徴:ピークが曖昧なので前後数日でも楽しめる。明るい火球の様な流星が人気。

12月の流星群

12月はなんといっても『ふたご座流星群』ですね^^
毎年安定した出現数を提供してくれます。
夏の風物詩の「ペルセウス座流星群」の時期よりも空気が乾燥して澄んでいるし、晴れとなる確率も高いので個人的には一番期待しています。
寒いのが難点ですけどね^^;

ふたご座流星群

この時期『ふたご座』は、一晩中見えている感じなので、寒ささえしのげれば長い時間楽しめます。

月齢6(上弦の月前)というのも申し分ないですし、ピーク時間は夜の21時頃です。

月は22時半くらいまで西の空に残っているのですが、低い位置ですし、冬の空は透明度が高いので全然問題ありません。

かなりの流星が観測出来そうです^^

このふたご座流星群の母天体は今でこそ『ファエトン』と呼ばれる小惑星ですが、昔は尾を引く彗星だったらしいです。

ピーク時間:12月14日 夜21:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:50~60個/1時間
月齢:6(上弦の月前)
特徴:最近では火球クラスの隆盛に出現も増えているそうです、速度はペルセウス座流星群の1/2です。

当記事作成時はまだ2017年のふたご座流星群が終わっていないのでリンクを貼っておきますね!

こぐま座流星群

1時間あたり3個ぐらい見れる可能性がある流星群です。

今年2018年は、満月が23日なので条件が良くありません!

ピーク時間:12月23日 夜6:00
ピーク時の輻射点の位置:
流星数:3~5個/1時間
月齢:15
特徴:暗めの流星が多い。まれにですが数十個と飛ぶこともあるそうです。

他の流星

2月、3月、10月は流星群の穴の月となっています。

といっても無いわけではなく、輻射点が南半球に行かないと見れない星座だったり、そもそも流星がそんなに流れないのが理由です。

前者は南半球に行けば、十分見ごたえのある流星群であるかもしれません。

散在流星

流星群のピークに関係なく、夜空には流星が流れます。
この流星を、散在流星と言います。
その数、15分に1つ程と言われています。

これって、出現数の少ない流星群より多いですね^^;
流星群のピーク時期と関係なく流星を見てみるのもいいかもしれませんね。

あとがき

一番有名なペルセウス座流星群は、月齢1で好条件ですね^^
ふたご流星群も好条件!他過去4大流星群に入っていたしし座流星群も好条件です。
非常に楽しみです!

条件がいまいちの流星群も仕組みさえ分かれば、十分観測出来ますよ。

参考:『藤井旭の流星観察ガイド』(誠文堂新光社)『月刊天文ガイド2018年1月号』(誠文堂新光社)

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Posted by 40sfile


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