ペルセウス座流星群2017年の方角と月夜での観測のコツを伝授!
ペルセウス座流星群2017年の極大(ピーク)の時間帯は8月13日am4:00です。
今年2017年は月が観測の邪魔をしてしまうので、なるべくその影響を避けるための空の方角,見方のコツを伝授します。
ペルセウス流星群は毎年安定して大きな出現数(50~100個/1時間)を見込める大流星群です。しかも明るいので月明かりに負けない流星の数も多いです。
今年は月があるので条件が良くないという評判もありますが、好条件だと書いてある情報(藤井旭の天文年間)もあります。
・オススメは西の空
少なくとも2017年で一番注目したい流星群であることは確かですね^^
目次
ペルセウス座流星群2017年の方角に関して
ペルセウス流星群が流れる方角
- 夜半過ぎ⇒西から東に流星が流れる
- ピーク時(am4:00頃)⇒真上からシャワー状に流れる
基本は、ペルセウス座流星群の輻射点から放射線状に広がるように流星が流れます。
ピーク日には、夜半頃にペルセウス座が北東の空から上ってきます。
ということはその頃には、西から東の空に向かって流星が流れることになります。
ピーク時の4時頃には天頂までは行きませんが、空高く(高度60度)くらいまで上がっています。
そうなると、真上からシャワー状の方角に流星が流れることになります。
もし流れ星の流れる方角が、違ったら?
もし流れる方角がペルセウス座の方向から広がる向きで無い場合は、他の流星群あるいは、散在流星です。
他の流星群とは、ペルセウス座流星群と同時期に活発化している流星群のことです。
これ以外にもあるのですが、主な流星群を挙げておきます。
- みずがめ座δ流星群
- やぎ座流星群
- はくちょう座流星群
ペルセウス座流星群の時期には、上記の3つの流星群もわずかですが流れています。7月8月に出現する流星群については他の記事にまとめていますので参考にして下さいね!
(#みずがめ座δ流星群は1時間に20くらい流れることもあるので挑戦してもいいと思います^^)
あとどの流星群にも属さない散在流星の可能性もありますね。
2017年に注目したい方角
- 基本的に全天見るのが良い。
- どちらかと言うと西の方角が見やすいのでは。
- 輻射点から遠い方角(西)が、長い流星が流れる。
月が21時過ぎに昇って来るので、西方面の方が空が明るいです。
基本的に流星は、その流星群の名前となっている星座の輻射点を中心に放射状に流れますが、出現する場所は見えている空全域です。
あと、輻射点から遠いほど長い流星が流れると言うこともお忘れなく^^;
2017年ペルセウス座流星群の観測条件
残念ながら、2017年は条件が良くないと言われています。というのは、12日(前日)の21時過ぎに月が西から昇って来てしまうためです。
流星も含めて夜空の星は空が明るいと見えにくくなります^^;
つまりピーク日時は空に月があります。ペルセウス座よりも一足早く月が地平線から顔を出します。
ピーク時には月が空の真上にあります.
ただ、ピークの時間が昼間というよりはいいのです。
『天文ガイド』などを出している誠文堂が出している『藤井旭の天文年鑑』に今日条件と書いてあるのはそういうところからきています。
ペルセウス座流星群の流星は明るいものが多いので、月明かりなど関係なってことだと思います^^;
2017年のピーク時間や月の出、南中、薄明などの詳細は次の記事で分かりやすく書いています。
ということで2017年はどのように攻めましょうか?コツ、必勝法としては次の3つぐらいですね。
2017年月明かりの悪条件下で観測する必勝法!
- 月が昇る21時前も観測する
- ペルセウス座は明るい流星が多いので月明かりに負けない流星が流れるのを期待する
- 月からなるべく遠い空を観測する
①月が無いと空が暗く、暗い流星も見えるし、明るい流星は黒い夜空とのコントラストがさらに鮮やかです。
②ペルセウス座の特徴として、明るい流星が多いので明るく白みかかった空でも明るさに負けずに見えるものが多いです。
雲がの上からも流星の閃光が見えたりして、びっくりすることも何度かありました^^
③流星群はペルセウス座の周辺だけでなく、全天に流れます。なのでどこでも空を見ていれば流れる可能性があるわけです。
なるべく空が暗い部分の方が見やすいということです。
ちなみにどの流星群にも言えることですが、流星が流れる中心となる輻射点から遠くなればなるほど長い流星が流れます。
個人的には滞空時間が長くゆっくる流れる流星が好きです。
そんな流星が流れると本能的にゾクゾクッとします^^;
(ペルセウス座流星群は流れる速度がすごく速いのが特徴ですが・・)
あとがき
2017年は悪条件下と言えども、ペルセウス座流星群は見逃してはいけませんね。きっと楽しめますよ!
あと電波観測をする天体観測マニアの方なら、月明かりや天気は関係ないですしね^^;
これから天体観測、天文学に打ち込もうという方でしたら、電波観測もいいかもしれません。
あと自分の地域が雲っていたとしても最近ではYoutubeで流星群の実況中継もしているので、そういう楽しみ方もありますよ^^中継は何箇所か複数の場所で行われるので、晴れている地域もあると思います。
気象会社の人が実況してくれるので、お酒を飲みながら楽しむという人もいる様です^^;
当ブログでは、ペルセウス座流星群に限らず、流星群、天文関係の記事を充実させています。よろしかったら他の記事も見て行ってくださいね^^
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