ドライヤーの温風温度の平均は?これで温度と風量をうまく調節出来る
皆さんはドライヤーの温度の髪に及ぼす悪影響が気になり、当記事に訪れたかと思います。
ここでは、「ドライヤーの温度の平均」とか「温風口からの距離と温度の関係」、「髪に最適な温度と危険な温度」、「温度を意識した正しいドライヤーの使い方」などについてお話しています。
女性、男性問わず、髪は一生付き合っていく大切な身体の一部です。
神経が通っていないため、火傷などしても痛みは感じませんが、生きています。
基本的な知識を身につけて、ドライヤーを近づけ過ぎたり、長時間同じ場所に当て過ぎたりしない様に気を付けましょう!
目次
ドライヤーの平均温度
市販されているドライヤーの平均温度は、100度~120度になります。
価格コムのページを見ると分かるのですが120度以上のものあるし、温風温度が低い低温ドライヤーというものもあります。
このドライヤーの温度表示は、最高ワット数にした時の温風吹き出し口における温風の温度です。
普通、髪の毛と温風の吹き出し口は10cm離すようにとドライヤーの説明書には書いています。
当たり前ですが、距離が離れれば離れる程、温風の温度は低くなります。
近づけすぎると髪の毛の温度も上がり、髪の毛にダメージを与えてしまいます。
皆さんも、気をつけましょう^^
髪に良いとされるドライヤーの温度と危険な温度は?
髪に安全とされる温度は、70度だと言われています。
これより高い温度を髪に長い時間当てると髪は火傷してしまいます。
距離を調節して70度以下になる様にするのが望ましいですね。
一方100度より高い温風を髪に当て続けると、髪の温度も100度になってしまいタンパク質変性を起こしてしまいます。
原因は温度だけでなく、アルカリとの接触や圧力も関係してきます。
ドライヤーでの変性は温度が原因です。
玉子は豊富なタンパク質で出来ていますが、熱が加わると固まり、特に白身は全く違う形態になりますよね。
その様な変性が髪にも起こっていると思ってください。
温度を意識したドライヤーの正しい使い方
変性を起さないようにするには100度以下ですが、髪の質によりその温度も変わるようです。
髪が太く固い人は、実際は100度以上にしても大丈夫と聞きます。
ただ、髪の毛が細くて柔らかい人は100度を意識しましょう!
あと100度以下だからと言っても、長時間は禁物です。
上で書いているように、70度以上の温風を当て続けると髪は火傷した状態になります。
距離をしっかり調節して、髪に当たる温風の温度を調節してください。
ドライヤーをかけながら髪を触って、髪の表面温度を確認することがオススメです。
髪に熱が溜まってきたら、その部分にドライヤーを当てるのを止めましょう。
あと、髪はまだ湿っている時は、髪の温度が上がりにくいためダメージを受けにくいです。
とくに注意したいのは髪が乾いた後です。
乾いた後もドライヤーを当て続けると急激に髪の温度が上がっていきます。
髪が乾いてきたと感じたら、ドライヤーの距離を離し気味にしたり、ワット数をの低い低温に切り替えましょう!
髪の毛の間に指を入れて、毛根、肌にも乾いた温風をしっかり送り込んで全体的にムラなく乾かすことも、部分的な高音を避けるために大切です。
ドライヤーの温度とワットの関係
花王さんの下記にホームページを見ると、1200wと800wの時の吹き出し口の温度が分かります。
http://www.kao.com/jp/haircare/care_04.html
800W ⇒ 90度
です。
距離を離していくと、ほぼ比例の関係で温度が下がっていくのが分かります。
10cm離すと、1400Wの方でも100度を切り髪が変質する温度100度を下回ります。
なので10cm離すのはしっかりした意味がありますね^^
吹き出し口の温度と距離の関係
上の見出しでも例に出した花王さんのページに載っている表をもとに温風の噴出し口温度が離れるとどのくらい割合で温度が下がっていくか割り出してみましょう。
こういう温度を計るにはいろんな条件がかかわるので、かなりシビアな実験セットが必要です。
多分花王さんの研究室かどこかの研究機関で計られたものでしょうから、私が計るよりはず~っと信頼が置けそうです^^;
1200Wの場合を考えてみます。
拭きだし口は140度、10㎝離れた時の温風は90度でここまでは大体グラフが直線(比例)になって下がっていきます。
この距離までは
1cm離すごとに、5度下がっていく様です。
10cm以上は、もう少しなだらかに温度が下がっていく様子が分かると思います。
800wの方のグラフを見ると、吹き出し口から10cmの間でももっとなだらかな温度勾配になっています。
高い温度の方が急激に温度が下がっていく傾向はあるみたいですね。
ドライヤーの温度と風量の関係
まだ知って置いた方が良いことがあります。
ドライヤーで髪が乾く、要因は温度だけでなく風量も大きく関係します。
温度が低くても、風量が大きければ早く髪が乾くのは次のダイソンとパナソニックの考え方の比較を読んでも分かると思います。
ドライヤーは、『高温による水分の蒸発』と『風で水分(湿った空気)を吹き飛ばす』という2つの作用を利用しています。
ダイソンとパナソニックのドライヤーの温度に対する考え方の違い
掃除機で有名なダイソンから、とうとうドライヤーも発売されました。
ドライヤー関連のトップを走るパナソニックに手強いライバルが出現といったところです。
両者は、温風の温度に関する考え方に差異がある様です。
ダイソンは、ドライヤーの高温は髪にダメージを与えるという考えです。
風量を大きくし、温度を下げています。
パナソニックはというと、正しく使えば、髪が変性する理論値には届かないのでと特に現状維持の様子です。
低温ドライヤー・・・温度が低く大体50度~70度に押さえられている。普通は100度~120度。ただし風量が強くすぐ乾く様になっている。
タンパク質変性・・・髪の主成分であるタンパク質の状態が変わる。髪の毛のぱさつきや枝毛の原因となる。紙の表面温度が100度に達すると起こる変性。
あとがき
私もついつい早く乾かそうとして、ドライヤーを近づけてしまいますが、髪が変性するほど高温になります。
気をつけなければいけませんね^^;
いつも急ぐ必要も無いのに、早く乾かそうとしてしまいます。
時間がある時は、ドライヤーを離し気味にして、ゆっくり低い温度で乾かす様に意識しようと思います^^
他にもドライヤーや髪の毛に関連した下記の様な記事を書いています。
良かったら読んでいって下さいね^^
ドライヤーをかけていて、何だか焦げ臭いな!?と思ったら是非この記事を参考にして見て下さい。
ヘアブラシは定期的に掃除しましょう!
こちらは、服に生じる毛玉です^^;ダイソーには100円で非常に便利な毛玉取りが売っていますよ。
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