おうし座流星群2017年のピーク時間と方角を図解!東京、大阪など
おうし座流星群って知っていますか?
ペルセウス流星群やしし座流星群は、とっても有名で星に特に興味の無い人たちも知って聞いたことはあると思います。
おうし座という星座は、星占いなどで有名ですが、流星群としては知らない人が多いです。
しかし、2017年6月7日、テェコの科学アカデミーが、この中に数十メートルの小惑星を複数携えていると発表したものだから、これから注目を集めることになりそうです。
流れ星に願いごとというよりも、地球と衝突の危機に関心が払われることになります。
目次
おうし座流星群の特徴
おうし座流星群が見れる時期や方角、位置を書いていきますが、この流星群は個性的な面があります。特徴を踏まえてから説明した方が混乱しないと思います。
知っている人は、下方にスクロールして次の見出しに移って下さいね。
- 2ヶ月間続く
- ピークが不明瞭
- 北群と南群がある
- ゆっくり流れる
- 火球が多い
上の3つは、他の流星群とおうし座流星群の少し違う点です。下の2つは流れる流星の見かけの特徴になります。
①2ヶ月間続く
普通の人が知っていたりする流星群は、多分3大流星群と言われるもので、
- ペルセウス座流星群・・・8月初旬
- しし座流星群・・・11月下旬
- しぶんぎ座流星群・・・1月初旬
です。
これらの流星群は、ピークがはっきりしていてそのピークを逃すとめっきり流星の数が減ってしまう傾向にあります。
おうし座流星群は、これらと違って2ヶ月間にわたって出現します。
なのである瞬間すごい数が流れるというイメージではありません。1時間に数個の出現率ですがそれが長い期間続くというわけです。
時期についてはあとに詳しく書いています。
②ピークが不明瞭
こちらも、上と関連していますが際立ったピークがなく期間中なだらかに増えて減っていくイメージです。
時間と出現数をグラフにすると3大流星群のようにエッジのあるグラフではなく、なだらかな丘の様なグラフになります。
③北群と南群
上でピークがはっきりしないと書きましたが一応ピークはあります。
そして、そのピークが北群と南群の2つあり、その日にちが違うんです。
その時期も下記で詳しく書いています。
④ゆっくり流れる
これは、流星が夜空を流れていくスピードなのですが、おうし座流星群はこのスピードがどちらかというとゆっくりの割合が多いです。
つまりサッと一瞬で流れて消えてしまう流星よりも、願い事をする時間が長いです^^
ですが、実際ゆっくり目に流星が流れると、なんだか「ゾクッ」として、願い事をするのを忘れてしまいます^^;
みずがめ座η流星群については、今年2017年5月6日に見たのですが、ゆっくり流れるものがありドキッとしました。
⑤火球が多い
火球は、まるで音を立てて流れていくような大きな流星です。火球痕と言われる痕が残ったり、本当に音が聞こえるものもあります。火球が現れたら迫力満点です。
ちょっと怖いですが^^;
おうし座流星群2017年の時期、時間
上でおうし座流星群には、南群と北群があるって書きました。それらはピーク時期と位置がそれぞれ違います。
先ずは2017年の時間について書きますね。
- 時期:10月上旬~11月終わりまでの約2ヶ月
- 南群の極大(ピーク):11月6日、月齢17
- 北群の極大(ピーク):11月13日、月齢24
・南群の月齢17というのは、下弦の月で三日月です。
・北群の月例24というのは、満月過ぎでしかもおうし座内に月があります^^;4日が満月なんです。
あまり条件が良くない上月がすぐ近くにあるので、流星を見る条件としては正直よくありません^^;
ですが気を落とさないで下さい。
おうし座流星群は出現数は少ないもの2ヶ月間は見ることが出来ます。
オススメの観測日
北群に関しては、11月13日はAM2:00くらいまで月が地平線の下に隠れているので、それまでが観測のチャンスです!
そしてそれでなくても、極大日に近い新月あたりを選んでみてください。
2017年は11月17日土曜日が新月なので、その3日前ぐらいをオススメします。
おうし座流星群の見える方角、位置
流星群の見える方角と言うと、ちょっと話が難しいのですが、全天隈なく見てください。
これはどういう事かというと、流星には輻射点というものがあって、そこから放射状に流星が流れます。そして次のような傾向があります。
- 輻射点に近い程、短く流れる
- 輻射点から離れる程、長く流れる
- 天頂ほど見えやすい
私は、輻射点からある程度遠いほうが流星の尾が長く見えるので好きなんです。
なので、星座早見版やスマホのアプリ等を使って自分の地域と観測する時間に合わせて、おうし座の位置を調べてください。
11月13日0時頃の東京の南方向の空をシュミレーションしてみました。
北海道、大阪、名古屋、福岡、沖縄どの地域でも同じ日本です。
多少違うかもしれませんが大体こんな感じで見えるはずです。
そしてその星座内に輻射点があります。下記の図に輻射点がどこにあるかイメージをつかんでください。
大雑把にその星座のあるところから四方八方に飛び散るというイメージでも十分です。
おうし座流星群の輻射点の位置
下図の2つの点から放射状の方角に流星が飛びます。
あとがき
いかがでしたか?
②時間については、10月初旬から11月下旬まで約2ヶ月楽しめるので、焦らず月の無い暗い夜にチャレンジして下さい。
おうし座流星群は、数十メートルの小惑星を多数含んでいるとう研究結果が発表されました。
今までは、願い事を叶えてくれるメルヘンティックなイベントだったものが、なんだか恐怖のイベントに変わってしまいましたね。
このくらい大きいと大気圏で燃え尽きないで、地表に達すして悪い影響を及ぼす可能性もあるそうです。
小惑星や巨大隕石が本当ににあるのなら、早期発見と対策を徹底してやって欲しいですね!
これから、この問題について徹底的に追っかけていこうと思います。
おうし座流星群について何でもいいので、コメント欄よりメッセージを頂けたらうれしいです^^
どうぞよろしくお願い致します!
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