住所の番地の書き方!年賀状等はがきや封筒で縦書きはどうするの?
「あれ、こんなときはどうやって書いたらいいんだっけ?」
と、年賀状、はがき、封筒、そして履歴書の住所を書く場合に番地の書き方で迷うことがありませんか?
実は、私もよく迷うんです。
そこで今回は、住所・番地の書き方を徹底的に調べて、シンプルにまとめてみました。
具体的には、次のような場合に迷うのではないでしょうか?
②同様に縦書きと横書きで「ハイフン」と「ノ」はどちらを使った方が良いのか?
③就職活動やアルバイトの面接で履歴書を書く場合、正しい丁目、番地の表記の方法を知りたい。
①②は郵便局員、郵便配達員が読み間違えて、間違った住所に届かないようにという理由が大半かと思います。③は特に一生を賭けた就職面接などで正式な住所を書き完璧を求めたい場合です。
正しい住所、丁目や番地の書き方に迷った場合、是非この記事を参考にしてくださいね。
目次
住所の番地の書き方その1~漢数字、算用数字の使い分け
基本的にはこれを守れば問題が無いはずです。
- 縦書き・・・漢数字
- 横書き・・・算用数字(アラビア数字)
詳しく見ていきましょう!
■和封筒の場合
和封筒で住所を書く時は、縦書きとなります。
縦書きの住所で、番地を書くときは、漢数字を使います。
■洋封筒の場合
洋封筒では、縦書き専用の封筒、横書き専用のものがあります。
縦書きの時は、和封筒と同様に漢数字を使い、横書きの場合は算用数字を使います。
■はがき(年賀状、暑中見舞い、寒中見舞いなど)
はがきの場合、一般的に縦書きが基本ですが絵葉書きなどでは横書きのものも多いですよね。
縦書きの場合は漢数字、横書きの場合は算用数字です。
(参考文献:「文書の書き方・伝え方のルールとマナー」和気玲子、山川益真志子著・日本実業出版社)
横書きでは、算用数字が見やすいので迷い無く算用数字を使うと思います。しかし縦書きの場合は漢数字だけでなく算用数字を使う場合もたくさん見かけると思います。
ここに書いたことは、基本ですのでフォーマルな時や先生や上司など目上の方へ封筒、手紙を書く時に守ればよいと思います。次に友人など気が知れた仲間に出す場合など、上に挙げた基本以外の書き方について説明します。
住所の番地の書き方その2~「-」と「ノ」
縦書きで番地を書く時、漢数字ではなく算用数字を使っているのも見かけますし、ハイフンでなく「ノ」を使っているものも見かけますよね?住所は相手に届けるためにあるので、郵便配達員が正確に住所を理解して届けば役割を果たすことになります。
フォーマルな場では、常識が無いと思われたらマイナスになってしまうのですが、それ以外ではしかっり郵便が届けば問題ないです^^;
ここでは、郵便配達員の方が間違わないように、間違いやすいポイントをまとめてみます。
縦書きの場合
縦書きの場合、上で書いたように漢数字+ハイフンで書けば間違いに難いと思いますが、算用数字を使うことも出来ますね。
算用数字を使う場合、数字の「1」とハイフンは紛らわしいので、ハイフンでなく「ノ」を使った方が間違いが起こりにくいです。
横書きの場合
横書きの場合は算用数字で書けば問題はないのですが、漢数字を使ってしまうとハイフンと漢数字の「一」が紛らわしいです。
横書きで漢数字を使う場合、ハイフンでなく、「ノ」を使えば良いと思いますが、個人的には「ノ」もちょっと紛らわしいと思います。
東京都庁を例にして、いくつか例を挙げてみます。
東京都新宿区西新宿2-8-1
東京都新宿区西新宿2ノ8ノ1
東京都新宿区西新宿二ー八ー一
東京都新宿区西新宿二-八-一
東京都新宿区西新宿二の八の一
東京都新宿区西新宿二ノ八ノ一
一番上の「東京都新宿区西新宿2-8-1」が一番分かりやすいですね!ただ履歴書に書く住所の番地は、この後お伝えする履歴書の項を必ず読んで下さい!
ここまでハイフン「-」や「ノ」を使って説明してきましたが、これらは省略形です。次の履歴書の場合で触れていますが、実際には「○丁目○番地○号」の様にしっかり書くことも出来ます。省略形はすごく見た目が分かりやすくなることもありますし、その逆で分かり難くなることもあります。
住所の番地の書き方その3~その他の注意点
住所を書く時に、1行では収まらず2行になるときが多々あります。
そのような時、番地は基本的に途中で行を分けないで同じ行に書いて下さい。フォーマルなときは、守ってください。
就職活動やアルバイトで履歴書を書く場合、番地で気をつけること
就職活動やアルバイトの面接など、その人の常識などの資質が試される場合があります。履歴書の用紙だけでなく、履歴書を入れる封筒にも注意をして下さい。
就職活動だけでなく、アルバイトの面接でもビジネスマナーをしっかり守りましょう!
履歴書
氏名、住所といった基本情報は、履歴書の一番冒頭に記載します。採用する側も一番最初に目を通す部分なので、その履歴書の第一印象がここで決まってしまいます。
とても大事な部分なのですが、特に頭を使って書く部分ではないので他の部分に比べて気が抜けてしまいがちです。住所の番地も正しく書いて下さい。
住所は都道府県から正しく書くのですが、番地に関してちょっと注意したいことがあります。
ハイフンを使った「○○-○○-○○」書き方は、省略形であるので、正しく「○丁目○番地○号」と記して下さい。
- 省略形「○○-○○-○○」⇒×
- 「○丁目○番地○号」⇒○
封筒
履歴書が大切なのは明白ですが、同様に履歴書を入れる封筒も気を抜かないで下さい。送付する場合には最初に見られる部分です。
ここまで書いたことを守れば大丈夫です。今回参考にした本には、封筒の例では省略形「○○-○○-○○」で書かかれていました。封筒に関しては、省略形でも良いかもしれません。
あと住所は、番地だけでなく送付先のビル名や階数まで分かったらしっかり忘れずに書きましょう。
参考文献:『履歴書職務経歴書の書き方 完全サポートブック』藤井佐和子監修(新星出版社)
まとめ
- 縦書き・・・漢数字+ハイフン
- 横書き・・・算用数字(アラビア数字)+ハイフン
- ハイフン、「ノ」は省略形
- 履歴書では「○丁目○番地○号」
私の場合はいつも年賀状や寒中見舞いを書いている時に、迷いが生じます。住所を縦書きにするときハイフンと1が似ていたりするからです。
特に去年はプリンターの調子が悪くなり、文字が滲む様になってしまったんです。時間も無かったので、住所は手書きで書きました^^;そして、番地の書き方で少し迷いました。
プリンターの調子が悪くなったおかげで住所の書き方を再確認できたのは、不幸中の幸いでした。
手紙やはがきの書き方の本は1冊持っているといいと思います。今回参考にした本をもう一度載せておきます。
- 『履歴書職務経歴書の書き方 完全サポートブック』藤井佐和子監修(新星出版社)
- 「文書の書き方・伝え方のルールとマナー」和気玲子、山川益真志子著(日本実業出版社)
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