やけど虫の生息地と日本の分布地域。7月がピークだが最近は冬にも?
やけど虫の体液に触れるとすごく痛いって知ってますか?やけどそしたような激痛が走ることからやけど虫って呼ばれるようです。
本当の名前は、『アオバアリガタハネカクシ』というハネカクシという虫の仲間です。
似た形状のハサミムシは良く見るんですが、やけど虫は東京だとそんなにたくさん見かけません。
でもいるんですよ。僕は部屋に赤と黒の虫をいるのを見て、びっくりしたことがあります。
この配色ってウミヘビにもいるじゃないですか?なんか毒を持っていそうだと直感的に感じたんです^^;
オレンジと黒が特徴的な虫ですね。そんなやけど虫の生息地と全国に分布状況について調べてみました。
分類:コウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科アリガタハネカクシ亜科の甲虫
大きさ:7mm
毒:体液にペデリンという有毒物質を含んでいる
外見の特徴:頭、尾、羽が黒で腹部がオレンジ色
(画像参照:wikipedia)
- アオバ⇒羽が青い
- アリ型⇒形状が蟻に似ている
- ハネカクシ⇒羽を折りたたんで隠している
- やけど虫⇒体液に触れると火傷した様な激痛と痕が残る
やけど虫の生息地
生息地というと日本のどの地方に分布しているのかが焦点になっている様な気もしますが、それは次の見出しで書きます。
ここでは、やけど虫がどの様な環境、場所に住んでいるか?という意味での生息地を説明していきます。
やけど虫は、池や沼などの湿った場所を好んで生息しています。水田,畑なども特に好む場所です。
人家には、明かりに引き寄せられて飛んできます。東京のような都会でも見ることがあるのはこのためです。日本全国、都心部でも見る可能性はありますね。
ハネカクシは飛ぶ!
やけど虫を初めとしたハネカクシは、一見羽が無くて飛びはしないと思われがちですが、実はしっかり飛びます。
普段は羽を隠しているんです。
これがハネカクシの名前の由来です。
やけど虫は、頭と尻尾の部分が黒く、腹部はオレンジです。ですが小さな黒い羽根のようなものも見られます。
これは、羽がたたまれている為に小さく見えるのであって飛ぶときは羽を伸ばします。
羽が無いハサミムシと似ていますが、異なる虫です。
やけど虫の全国分布状況
基本的に、やけど虫は全国に分布して生息しています。
ツイッターなどで、「やけど虫」って検索してみてください。いろんな県の方が、やけど虫と遭遇したとつツイートしていますよ。
やはり、北海道の人はあまり見たことがない様で、本当にいるのか?とか疑いと困惑のツイートが多かったです。
北海道は昔はゴキブリがいなかったけど、今はいるらしいですからね~。確か、クワガタはいるけど、カブトムシはいないんですよね?今はどうなのかな?
世界の分布(ベトナム)
wikipediaには、アメリカ大陸以外の各地に生息していると書かれています。
なかでも、ベトナムでは9月に大量発生して、毎年大きな被害が出るそうです。
やけど虫のいる時期は?
一般的には、3月~11月にやけど虫は見られ、特に多い時期は6月から8月、7月がピークです。
ですが、ツイッターなどネットの情報を調べていると、12月とか冬でもやけど虫がいることがあるそうです。
私は、家(マンション)の階段で冬に大きなカマキリを見てびっくりしたことがあります。
動きにキレはありませんでしたが、ちゃんと生きていました。
都会などは暖房などで1年中暖かい空間もあるのでしょうね。昔は見ることがなかったですが、冬でも虫を見る機会があります。
まとめ
- 全国に分布
- 沼、池、川原、水田、畑などに生息
- 時期は3月から11月(7月がピーク)
- 体液にアデリンという有毒物質
- 普段羽を折りたたんでいる
私がやけど虫という虫の存在をしったのは、佐賀でやけど虫の話題が出た時です。
やけど虫をみたら絶対触っちゃ駄目っていわれました。
良く考えたら、東京でも同じ虫を見たと思い出したんです。
さすがに佐賀はたくさんに水田や網目の様に張り巡らされたクリーク(水路)があるため、やけど虫がよくみかけるとのことです。
この時、佐賀がカメムシも9月に大量発生すると聞いたのですが、私は実は東京の自宅でカメムシに刺されたんです。
カメムシを火傷の様な激痛が走りました。
カメムシも十分気をつけた方がいいです。下記がその時のレポートです。
他、虫にトリビア的記事もあるので良かったら読んでくださいね!
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