指の第一関節が曲がるメリットと曲げる方法!
このページを開いたあなたは、指の第一関節が曲がる人を見てうらやましいと思っている、あるいは自分が指の第一関節が曲がることにコンプレックスを感じているのでしょうか?
人によって感じ方は違うと思いますが、このページでは楽器演奏者の立場から『指の第一関節の屈伸』に関してまとめていこうと思います。
ちなみに私としては基本的には、第一関節が曲がることをメリットだと思っています。私はまだすごく曲がるわけではないので、90°とか曲がる方は楽器演奏者としてはうれやましい限りです^^
最初に指の第一関節、第2関節、第3関節はどれ?っていう人もいると思いますので、そちらを簡単に説明します。その後、楽器演奏に関しての優位性や指の第一関節を曲げるにはどうしたら良いか?などを書いていきます。
それでは、早速見ていきましょう!
目次
指の第一関節、第二関節、第三関節はどれ?
指の関節には3つあります。指先に近い方から第一関節です。
指の真ん中の関節⇒第二関節(PIP関節)
指の根元の関節⇒第三関節(MP関節)
第一関節はDIP関節とも呼ばれているようですね。あと関節と関節の間の部分も含めて図にまとめておきますね。第三関節と第二関節の間は「基節」、第一関節の第二関節の間は「中節」第一関節から指先は「末節」というようです。
第一関節が曲がるのはメリット、デメリット!?
私はギターを演奏しているのですが、第一関節が曲がるのは基本的にメリットと考えています。基本的と書いたのは指に十分力が無く、指が突っ張ってやむを得ず第一関節だけが曲がる場合があるからです。
しかし、このような場合を除けば第一関節を曲げる筋肉を動かす神経が発達・細分化されていることになり、とても優れたことです。器用だということですね!
そしてどのようなメリット・デメリットがあるか書いていきますね。
メリット
例えばギターを弾く場合を考えてみましょう。
コードを押さえる場合
ギターでコードを押さえる場合を考えてみましょう。
コードによっては指が複雑に絡み合う場合もあり、そういう時により多くの関節が機能しているということは、それぞれのフレットへの距離に応じて各指が長さの調節が自由になってきます。
関節が機能していない(曲がらないなど)と、どうしても窮屈になり指をコントロール出来ません。
もちろん他の指、関節の力を借りて無理やり第一関節を曲げ伸ばしすることも出来ます。しかし第一関節そのものを自力でコントロール出来る場合と比べて、タイムラグが生じますし、無理な力を入れることになりバランスを失います。
メロディーを弾く場合
コードを押さえる時もそうですが、メロディーを単音で弾くときの左手も同じですね。第一関節が意識的にコントロールして曲げられれば、程よく指を立てて押さえることが出来ます。
クラシックギターでは、指をしっかり立てるように指導されます。最小限の力で押さえるためだったり、クリアーな音質を得るためだったりします。
一方エレキギターなどでは、特に歪みの強いエフェクターを使用する場合は、弾かない弦は全てミュートしておかないと共鳴して他の弦がなってしまいます。メロディーを弾く時、使わない残りの5本の弦を両手をうまく使ってミュートすることになります。
弾かない弦をミュートする際、左手の第一関節を含め関節がうまくコントロール出来ることは大きなメリットです。
コードを弾く時、弾かない弦をミュートする際にも関節の自由度は大きなメリットです。
デメリット
個人的にはデメリットは別に無いと思います。
強いて言えば、手の指の第一関節だけ曲げた状態を人に見せれば、気持ち悪いって言われるかもしれません^^;親指が逆に反る人もですね。別にそんなことする必要は無いです。
第一関節を曲げる方法!
よく言われることですが、小さい頃ピアノをやっていた人は指の第一関節だけ曲げることが出来る人が多いようです。きっとその必要があったからだと思います。
それでは、現在曲がらない人がどうやったら曲がる様になるか、コツ、ヒントを2つ書いておきますね。
- 指を反らし気味にして第2関節をピンと伸ばす。それから指先に軽く力を入れてみる。
- 第二関節を反対の手で押さえて、曲がらない様に固定します。その状態で第一関節が曲がるように力を入れてみる。
大体こんな感じで、コツをつかんでみてください。もちろん、第二関節を力を入れてまっすぐにロックした状態は、演奏ではあまり使いものにならいので少しづつ力を抜いて下さい。第二関節も軽く曲がった状態で、第一関節が意識的に曲げることが出来れば素晴らしいです。
慣れてくれば徐々にですが、無理に指を反らさなくても、反対の手の指で第二関節を押さえなくても曲がる様になってくると思います。個人差はもちろんあると思いますが、挑戦して見て下さいね。
第一関節だけが曲がるのは病気の場合も
私は医者でないので詳しくは分かりませんが、『へバーデン結節』という病気で指の第一関節が曲がる人もいる様です。その場合はとても痛い様ですね。
あとは腱鞘炎の初期症状で『ばね指』というものがあります。
ばね指は私も経験があります。すぐに医者に行き処置したので大事には至りませんでした。
腱に炎症がおきてその部分が膨らみ、鞘に引っかかることで第2関節が一定以上のの力を加えないと曲がらなくなったりします。結果、第一関節だけが曲がるという状況がおきます。
病気に関してはデリケートな問題なので医師に相談して下さい。
他の指に関する記事です。よろしかったら読んでみてくださいね!
まとめ
私の場合は右の第一関節は少し曲がります。左手はひとさし指が曲がりにくいです。
左手はフレットを押さえるのですが、セーハや2つの弦を同時に抑える場合も多く、人差し指を寝かし気味にするのが癖になってしまいました。人差し指が立ちにくくなってしまったんですね。
そのためか人差し指は逆には反るのですが、内側には曲げるのがちょっと苦手なんです^^;
意識してトレーニングですね^^;
楽器をやっていない方も、何か答えが見つかったでしょうか?私自身とても興味がある事柄なのでよろしければ、この事柄について下のコメント欄にメッセージを頂けると非常にうれしいです^^
どうぞよろしくお願い致します!!
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