水筒の茶渋の取り方!漂白剤無しで頑固な汚れが落とせるよ
水筒についた頑固な茶渋やコーヒの痕を取るのは、なかなか骨が折れます。今回はキッチンハイターなどの漂白剤を用いず、水筒を中心に茶渋の取り方、コツ、注意点をまとめてみました。
私は水筒、タンブラーを複数使っているのですが、独り身のため、ついつい洗い忘れてしまったりすることがあるんです。気が付くと、茶渋が水筒の底や飲み口のパーツの隙間とかに付いてしまい、これがなかなか取れなかったり^^;
出来ればキッチンハイターの様な漂白剤は使いたくないので、私が利用している重曹を中心に、取り方を3パターンほど書かせて頂きました。クエン酸や酢でも同じ方法で落とせますので合わせて書いていきますね!
タンブラーで主流になっている金属製のものは、少しだけ注意点があります。あと飲み口のゴムの部分やパーツの隙間など、取りにくい場所のコツも書いておきました。
目次
重曹の2つの性質を利用して水筒の茶渋を取る!
先ず、重曹で茶渋を落とす場合、次の2つの性質を利用していることを気に留めておいて下さい。
- 研磨剤として
- アルカリ性を利用して分解
それぞれ見て行きましょう!水筒でもコップでも、どんな材質(プラスチック、陶磁器、金属etc.)でも基本的には取り方は同じです。
重曹を研磨剤として使う!
最初に紹介するこの方法が一番手っ取り早いです。これは重曹が水に溶けにくいという性質を使っています。重曹の細かい粒子が研磨剤の働きをしてくれるんです。
やり方としては、水に湿らせたスポンジに重曹をちょっと付けて茶渋の汚れの付いた箇所を軽く擦ります。水筒のちょっとした汚れはこれで十分です。特にコップや湯飲みなどもこれで十分かと思います。
- スポンジに水を湿らせて重曹を適量つける
- 気になる部分を軽く擦り水で流す
余談ですが、歯の黄ばみを消すのにも、この研磨効果を使ったりします。
YouTubeの動画を見つけたので参考にしてくださいね。コップの例ですが、水筒でも水筒用の長い柄のついたスポンジなどを使って同じようにやってみて下さい!
この動画では、重曹は消臭効果もあるって言っていますね!これでも落ちにくい場合は、水の代わりにお湯を使ったり、下記の方法を試して下さい。
重曹は、お湯で強いアルカリ性に!
上の方法で大抵は落ちるのですが、それでも汚れが残ってしまうなら、この取り方を試して下さい。いわゆる浸け置きですね^^
普通の食器洗いでも水よりはお湯を使った方が汚れが落ちやすくなります。重曹はアルカリ性なのですが、お湯に溶かすとさらに強いアルカリ性になります。それを利用して汚れを分解します。
この方法はしつこい茶渋を落とすのに使われます。スポンジに重曹を付けて擦っても落ちにくかったり、水筒,タンブラーの底などスポンジが届きにくいところでは大変重宝します。
水筒を例にして、方法を解説します。
- お湯を水筒に入れる
- 重曹を小さじ一杯ぐらい入れ、よく振る
- それでも落ちない場合は、30分とか1時間おく
- (水筒用)スポンジで仕上げ
注意点:タンブラーなどステンレス製の製品、アルミ製品は下記にある注意の項を必ず読んで下さい!
湯飲みやマグカップの場合も、お湯を入れ、重曹の量は大きさにより適度に調節すればいいです。大きなボールにお湯と重曹を入れその中に浸けるのもいいと思います。
少し話がずれるのですが、アルカリ性の重曹は酸性の汚れに対して効力を発揮するそうです。例えばキッチン周りの油汚れには重宝します。
一方、クエン酸も茶渋の汚れ落としに使われますが、クエン酸は酸性です。酸性の場合は、アルカリ性の汚れを分解して落としやすくします。例えば、湯垢、水垢を落とすのに使われます。
茶渋やコーヒーの痕が酸性かどうかは知りませんが、どちらも使われます。クエン酸の使用に関しては後に別記事で紹介しようと考え中ですが、重曹とクエン酸を合わせて使う方もいるそうです。
クエン酸を使っての茶渋の取り方!
クエン酸の話が出てきたのですが、クエン酸でも茶渋の汚れは落とせます。落とし方は、重曹の場合と同じです。
- お湯を水筒に入れる
- クエン酸を適量(1~3杯ぐらい)入れ、よく振る
- それでも落ちない場合は、30分とか1時間おく
- (水筒用)スポンジで仕上げ
家庭にあるもので茶渋を落とせるのは重曹、クエン酸だけでなく酢でも落とせます。酢の場合は10倍くらいに薄める感じでやってみて下さい^^
それでも頑固な茶渋の汚れには!
お湯を使う方法を書きましたが、これでも落ちないパーツなどの頑固な汚れには次の方法が極めつけです。
- 重曹水を作る(例,500ml小さじ3~5杯,800ml大さじ2杯)
- 鍋に重曹水と水筒の部品、コップなどを入れ煮立てる
- 温まったら火を消して、30分ほど置いてみる
- スポンジで仕上げ
ここで注意点があります。重曹水は温めていくと発泡するので、様子を見て徐々に火を強めていって下さい。強火は危険です!
部品、素材別のコツや注意点!
金属は気をつけて!
金属は長時間つけると、変色したり、錆びたりすることがありますので注意しましょう!
今では女性を中心に多くの人が持っているタンブラーは、保温、保冷効果のためにステンレスが使われていますね。そのステンレスなのですが重曹水に1時間とか浸けておくと錆びることがあるらしいのです。
ステンレスも一応鉄の合金です。ステンレスは錆びにくいことは事実ですが、錆びないわけではありませんので、浸ける時間を短くするといいと思います。くれぐれもお出かけ中に浸けっぱなしにするなどはしない様にしてください。
それからアルミもですね。アルミ製品は、アルカリ性によって変色(黒ずむ)することがありますので、こちらも注意が必要ですね。
茶渋やコーヒーの痕を消すためには、漂白剤を使えばいいと思った方はいませんか?確かにそうなのですが、金属製のものに漂白剤は使えません。
漂白剤には、塩素系も酸素系の2種類がありますが、どちらも同じです。パッケージに金属に使わないでくださいと書いてあると思います。
これは、金属に漂白剤を長く浸けると、侵食が進み錆びやすくなるからなんです。程度の差はあれ、重曹でもその危険はあるということを覚えておいて下さい。
温かい重曹水に触れる時は、ゴム手袋をした方が良い
温かい重曹水を扱う時は、出来ればゴム手袋を使った方が良いです。特に手荒れとか肌トラブルで困っている方は使ってください。
先に書きましたように、重曹水はアルカリ性で温めるとアルカリ性が強くなるからですね。
隙間や細かい部分、ゴムなどの茶渋取りのコツ!
水筒やタンブラーなどの細かい部品は、大きさに合わせてタッパーやコップを使うと便利です。細かい部品を取りはずし、重曹水を入れたタッパーやコップに入れてください。蓋をして振るのもいいです。隙間などもこうすることでだいぶ取りやすくなります。
それでも落ちない隙間や隅の汚れは、軽く綿棒や歯ブラシなどを使ってみてください。落ちやすくなっているはずなので。
この方法は、水筒やタンブラーの飲み口の細かい部分、ゴムのパッキンなどの汚れ掃除にも最適ですね。ただこの部分はゴム製だということもありとても茶渋が落としにくいです。日頃からこまめに洗って清潔にしておきましょう!
まとめ
- 重曹は水筒やコップの茶渋落としに使えます
- 重曹をスポンジにつけて擦る方法と、アルカリ性の重曹水で茶渋を分解する方法があります
- 金属はあまり長く重曹水に浸けないこと
- 重曹水に触れるときは、ゴム手袋をした方いい
- 隙間や細かい部品を洗うには、タッパーやコップが便利
- クエン酸、酢なども使える
重曹、クエン酸、酢は料理はもちろん、掃除でも大活躍しますね。最近では100円ショップでも売っています。重曹はお掃除専門のものまでありますね^^とても便利なので是非、常備しておきたいです。
茶渋やコーヒー痕はそのままにしておくと取りにくくなってしまったり、黒いカビが生えたりします。なるべく茶渋が付かない様に、普段からこまめに洗うことを心がけたいものです^^;
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