カメムシはなぜ大量発生するの?その原因と対策★大雪、地震予知まで

2018年もカメムシの大量発生はするのでしょうか?

カメムシには毎年困らされます、私は刺されてとても痛い目にもあったり^^;

今回の記事では、カメムシの大量発生について、その原因・理由をまとめてみました。

なぜカメムシが大量発生するようになったのか?探っていくと結局は人間が蒔いた種だということも分かります。

一方、都市伝説的な枠を出ませんが、カメムシが大雪地震を予知し、一斉に行動に出るという噂もあります。一見オカルト的ではありますが、こちらも真面目に検証します。

もちろんウンチクだけでなく、有効なカメムシ対策駆除方法についても書いていますので、大量発生のメカニズムを参考に撃退してください^^

長い記事になりますので、下記の目次をうまく使って読んでくださいね!

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カメムシが大量発生する原因・理由

カメムシの大量発生の規模は1970年以降、果樹園ではすでに問題にされていました。

特にここ最近その規模が増していることが報告されています。

その原因としてほぼ実証されているものもありますが、まだ仮説の範囲を出ないものもあります。

そして都市伝説的なものもあります。

どれも大変興味深い話題なので全て分かりやすく説明しますね!

暖冬が原因という仮説

先ず最初に暖冬がカメムシの大量発生を促しているという説があります。

これは実証されているわけではなく、まだ仮説の範囲の話なんです。

気象データを見ると分かるのですが、1986年以後暖冬になる確立はそれ以前と比べて明らかに高くなっています

原因①
1986年以降の暖冬がカメムシの大量発生を促している(仮説)
暖冬とは、平年(1981年~2010年の平均地)より12月~2月の気温の平均が高くなった冬のことを言います。

スギやヒノキの植林がカメムシの大量発生に関係!

花粉症で苦労している方は、スギヒノキがさぞ憎いことでしょう!

これは戦後我々日本人が木材の調達のために雑木林を伐採し、スギやヒノキを大規模に植林したことが大きな原因なんです(><;)

実はこのスギやヒノキの植林は、カメムシの大量発生、異常発生の大きな原因でもあるんですよ。

理由を説明しますね。

例えば果樹害虫の代表的なカメムシのひとつであるチャバネアオカメムシの幼虫は、卵から孵ると、スギやヒノキの実(球果)を食べて育ちます。


(よく目にすることの多いカメムシに1種、チャバネアオカメムシ)

そしてエサがたくさんあればより多くの幼虫が成虫まで育ちます。

そしてまたその多くのカメムシの成虫が卵を産むので、大量(異常)発生が加速すると思われます。

スギ、ヒノキの花粉が多く飛び、花粉症の話題が多く取り上げらた年の秋には、カメムシの大量発生が起こる可能性が高まります

もちろん、スギやヒノキの実を食べて成長するカメムシは他にもたくさんいます。

原因②
スギやヒノキの植林は、花粉症だけではなくカメムシの大量発生も引き起こしている

畑、水田など農耕地で大量発生するのはなぜ?

人間はこれまでに、畑、水田、果樹園、茶畑などを自分達の食料を確保するために切り開いてきました。

実はこれらの農耕地もカメムシの大量発生に関係があります。

自然界というものは、多種多様な植物が存在しており、それを食べる多種多様な草食の昆虫が集まっています。

そして、それを食す肉食のカマキリやクモなどが存在し、さらのその天敵の鳥などがいて複雑にたくさんの要素がからみ合った食物連鎖が存在します。

一方農耕地は特定の植物だけが存在する特異な環境です。

キャベツ畑ならキャベツだけ、水田なら稲だけなど。

この様な環境では、その特定の作物を好物とする生き物だけが集まります。

一応それを追って天敵も来るのですが、農耕地以外の野外の自然と比べると種類がかなり限られてくるでしょう。

人間の開発が及んでいない自然と比べると、植物や動物の種類は極端に少なく、単純な生態系が形成されることになります。

その様な単純な生態系では、ひとつ崩れると簡単に食物連鎖が崩壊し、特定の生物が大量発生しやすいんです。

原因③
農耕地の単純な生態系が、カメムシをはじめ生物の大量発生を促す

次の様な話も旅先の九州で聞いたのでシェアします^^

秋、米だか麦だかが実ると収穫のため作物を一斉に刈り取ります。
その時、その水田や畑に住み着いていたカメムシの居場所が無くなり、一斉に飛び立ち民家などに舞い降ります。
水田や麦畑にはかなりの数のカメムシが存在するでしょう。そしてその周りの民家では大変なことになりますね^^;
これは、大量発生のメカニズムとは直接関係はありませんが、大量にカメムシが飛来する原因の1つではありますね!

晩秋、民家を越冬場所とするカメムシが大量に押し寄せる例

カメムシには成虫のまま越冬する種が多く存在します。

そして、ある種のカメムシは越冬地として民家を好みます。

 ↓ こちらの記事にカメムシの越冬について触れています。
http://40sfile.com/kamemushi_jiki_jyumyou

例えば、クサギカメムシという体全体が茶色をしたカメムシがいます。

代表的なカメムシの1種なので知っている人も多いでしょう。

このカメムシは民家を越冬地として選ぶ修正があり、越冬の時期が近づくと民家に飛来します。

他、民家を越冬地として選ぶ代表選手は、スコットカメムシ、マルカメムシです。

民家を好むカメムシは墓にもまだまだ存在し山間地域では、カメムシが越冬のために民家に飛んで来ます。

一斉に飛んできたらあたかも大量発生と思うことでしょう^^;

数百匹と固まって集団で越冬している例もあり、『カメムシはなぜ群れる』という本で写真も見ました。

民家は風を防ぐことが出来きしかも暖房などを焚いて暖かいので、カメムシたちにとっては最高の越冬場所なんですね^^;

原因④
特に山間地域では、越冬のために大量のカメムシが民家に飛来する
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ここからは少し都市伝説コーナーをお送りします^^;

カメムシの大量発生には大雪、地震などの大災害に関係があるという説があります。

昆虫を含め人間以外の動物には、我々がキャッチ出来ない微細信号を受け取って予知的な行動をする事例がたくさんあります。

『やりすぎ都市伝説』を見る様な感じで是非続きを読んで見てくださいね。

カメムシの大量発生は大雪、地震などの災害を予知になる!?

昆虫に自然現象を予知する能力があるのはすでに知られていますね^^

例えば北陸地方では、カマキリがその冬雪が積もる上限のラインより下には卵を産まないと言う観察結果があります。

カマキリが例年のよりも高い位置に卵を産めば、大雪になります。

これは、都市伝説とかではなくてしっかり研究されて論文で発表されています。

他にも真冬に大きな地震が起こる前に蛇が冬眠から覚めて地上に出てきたというのもあります。

これは中国で冬に起きた地震での出来事です。
私は大学で地球科学の専攻だったので、授業で習ったのですがとても面白い授業だったのを覚えています。
確か四川省で真冬に起きた地震だったと思います。
他同じく四川省の5月に起きた地震ではカエルの大量移動があったことも記録に残されています。

そんな中まだ都市伝説の域を出ませんが、カメムシの大量発生も大雪や地震の予兆になると言う説があります。

カマキリの研究でも明らかになっていることですが、昆虫をはじめ人間以外の生き物は地面から発せられる地球の低周波を敏感に捉える様です。

それを捕らえてある昆虫は危険を回避したり、いつもとは違う行動をするんですね。

カメムシの大量発生が多く起こった年に大雪になったか?大きな地震が起きているか?調べて、それからその相関関係を調べる必要があります。

原因⑤
大雪、地震などの自然災害の予兆として大量(異常)発生が起こる(都市伝説)

カメムシは果樹害虫として急速に注目が集まっているので、予知関係の研究も今後進むと思われます^^

とても興味深テーマです!注目していきましょう^^

カメムシが大量発生する時期はいつからいつまで?事例から検証

過去にカメムシの発生時期について書いていますのでこちらも参考にして下さい^^

私のブログではカメムシの記事がありますが、特に9月~11月アクセスが集中します。

新聞の大量発生系の記事やツイッターの時期、日付を見ても同様な結果です。

カメムシが大量発生する時期は時期はいつからいつまでかというと、9月から10月ぐらいまでと言うことになりそうです。

せっかくなのでツイッターのツイートと写真を掲載しておきますね!

鹿児島でカメムシ大量発生(2017年9月)

2017年9月鹿児島でカメムシが大量発生していた様です。
ツイッターには大量発生時の写真がたくさん投稿されました。
なんとも鹿児島で検索すると、『カメムシ 鹿児島』などのサジェストワードが出てくるぐらいでした。

マンション、コンビニ、干している布団がカメムシに狙われる理由

いろいろ話を聞いていると、マンションやコンビニに大量のカメムシが飛来したというの結構あります。

単純に考えて、カメムシをはじめ昆虫は光に集まってくるので、夜特に明るくて目立つコンビニにはカメムシがたくさん飛来すると思われます。

その様なツイートも多いです。

あとマンションは、やはり周りの建物より高くて目立つことが多いのではないでしょうか?

そして、たくさんの部屋が並んでいて、その明かりがカメムシを惹き付けることもあるでしょうね。

そして、あと1つ一番書いておきたいことはここからです^^;

建物が放つ輻射熱がカメムシを集めるということです。

建物は日光を浴びると、その熱を赤外線として輻射します。

それをカメムシが察知して飛んでくるという研究があるんです。

その証拠に見通しが良く日当たりの良い日射面がある家屋にはカメムシがたくさん飛来するというデータがあるそうです。

逆に木々に遮られて見通しが悪い家屋だとカメムシが飛来する数が少なくなる様です。

コンビニは見通しが良い立地に立てられるし、マンションは高くて日当たりが良い日射面が存在しまるで赤外線輻射装置の様なものです^^;

きっとこれがコンビニ、マンションに多くカメムシを誘導する原因なのでしょうね!

ここで思ったのですが、干している布団にカメムシが良く飛んで来る理由も同じではないでしょうか?
布団を干す時には、日当たりが良いところに干しますよね!
布団も輻射熱発生装置になっていると思われます^^;

カメムシの大量発生を防ぐ対策と発生後の駆除方法

大量発生を防ぐ対策

これはカメムシが大量発生するのを社会的に協力して防ぐという意味になるのですが、農耕地や水田を管理されている場合には、雑草の管理をしっかりすることです。

雑草はカメムシの越冬場所の一つになりますので、雑草を刈ってそのまま放置したりしないことです。

他にもカメムシが越冬しやすい環境を作らないことが挙げられます。

あとカメムシ達は雑草を中継して移動をするので、耕作地周りの雑草を荒れさせて置かないで、刈ったりしてしっかり管理しましょう。

スギやヒノキに関しては、国家的な対策になってしまうので個人的にどうにも出来ませんが、インターネット、SNSなどを通じて現状をより多くの人に知ってもらうことが必要ですね。

なのでツイッターでの大量発生のツイートは長い目でみてとても良い対策になるのではないでしょうか?

最後に個人的に出来るカメムシが寄って来ない様にする対策をひとつ書いておきますね。

上の「コンビ二・マンション」のところで書いたのですが、カメムシは建物の日射面が輻射する赤外線に誘導されて寄って来ます。

ということは、日射面自体を少なくし、見通しを悪くして輻射熱線直接外に放出させない様にすればカメムシは寄って来ないと言うことになります。

このことは『カメムシはなぜ群れる?』という本に書いてあったのを参考に書いているのですが、その本では家の周りに常緑樹を植えるといいと書いています。

木を植えて家の様子を外から見えにくくすれば、カメムシからも見えにくくなるんですね!!

駆除方法

これは、大量発生が起きてしまってからのことになりますが、ただ単に一匹一匹駆除するのでは膨大な時間がかかってしまいます。

ホウキなどで履いて一気にゴミ袋に入れればいいのですが、もっと効率的な方法はないでしょうか?

①持続性のあるカメムシ用殺虫剤・忌避剤

一つ目は、カメムシ様の持続性のある殺虫剤を家の外壁などに吹き付けることです。

例えば1~2週間効果が持続する様です。

次の様な商品がありますね。

カメムシにそのまま吹き付けてカメムシを駆除する即効性もあり、窓の隙間、換気扇などの進入経路、ガラスや外壁に吹き付けておくことでカメムシ対策が出来ます。

1本で50秒ほど噴射され、最大8~10m2の処理が可能だそうです。

楽天には殺虫剤系だけでなく、忌避剤、業務用、布団用などあらゆるタイプのカメムシ対策の商品がありますので、是非一度見て知識として身につけておくといいです。

 ↓ 人気順に並べておきました^^

https://a.r10.to/hvhz7k

電撃殺虫器

カメムシは光に集まってくるので、それを利用してカメムシを誘導し電気でバチッと駆除しましょう。

最近では安い電撃殺虫器もありますよ。

これ欲しかったんですよね^^

参考文献

『カメムシはなぜ群れる?離合集散の生態学(京都大学学術出版会)』・・・藤崎憲治著

『カメムシ・おもしろ生態と上手なつきあい方(農山漁村文化協会)』・・・野澤雅美著

あとがき

最近カメムシの大群に出会ったのは、昨年の秋、九州の佐賀です。

10月ですが暑かったので窓を開けて換気しながら、数人でおしゃべりしていました。

すると次々にカメムシが飛来しまし、数匹退治しても、次から次に飛んで来ます^^;

私はカメムシに刺された体験があり、当ブログにもその時の様子を書いています。

刺されない様に注意しながらも、普通の人よりカメムシに対する知識があるので得意になって退治しました^^;

最近では豪雨による川の氾濫もそうですが、カメムシの大量発生なんかも人間の営みが関わっています。

これからは、人と自然のことをしっかり考えることが出来る研究者と国がもっと蜜に連携して、灌漑事業、森林事業を進めていかなければなりませんね!

★カメムシの大量発生に遭遇した経験がありましたら、その時の様子を下記コメント欄にコメントした頂けると嬉しいです^^楽しみにしています!



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生き物, 自然科学

Posted by 40sfile


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