ふたご座流星群2017年の見やすい方角とピーク時間を丁寧に解説!

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今や夏の風物詩ペルセウス流星群と人気を分けるふたご座流星群

2017年のピークの時間、観測に適した日にちと時間帯、見やすい方角を分かりやすく解説します。

ふたご座流星群は、出現数においてはペルセウス流星群をしのぐと言われ、さらに冬の乾燥して澄み切った空気のおかげでより暗い流星までもみえます。

そして、太平洋側では抜群の晴天率^^
この流星群を楽しみに待たない理由はありませんね!
寒さは過酷だけど・・・^^;

2017年のふたご座流星群概要

2017年のふたご座流星群は、12月14日15:00にピークを迎えます。

月明かりの影響ですが、14日、15日は細い三日月が未明の3:00頃東の地平線から顔を出す程度です。
月明かりの影響は0に等しい条件です。

『ピーク時間は昼の3時だから夜にはもうピーク過ぎてるんじゃないの?』

という疑問が沸いてくると思いますが、そんなこと気にしない気にしない!

ふたご座流星群の出現数のピークは他の流星群と違って緩やかなのです。
だから、ピーク時間を過ぎてもたくさんの流星を見ることが出来ます

さらにピークを過ぎても流星がたくさん飛ぶだろう根拠がありますので、2017年のふたご座流星群についてもう少し詳しく見ていきましょう!

2017年ふたご座流星群のピーク時間と適した観測時期

2017年のふたご座流星群のピークは12月14日昼の3時頃です。

ピーク時は太陽が出ていて、流星の観測は出来ませんが、ふたご座流星群のピークは緩いのでピーク前後の数日はたくさん流星が飛びます。

なので、

14日の夕暮れから15日の薄明までの時間帯

が超オススメです。

ですが、

13日の夕暮れから14日の薄明までの時間帯

も見逃せませんね。私は前夜祭のつもりで、流星を見ようと思います^^

薄明とは、夜明け近くになって太陽の影響が出てくることです。

星を見るのに邪魔になる月ですが、東京では14日はAM2:39,15日はAM3:35に顔を出します。

そして月が東の空に顔を出したとしても細い三日月ですから、光が邪魔になることはありません。

★マル秘情報!

ここでさらに詳しい情報を2点書いておきます。

ふたご座流星群の特徴として、-3等級以上の明るい流星の出現は、ふたご座流星群全体のピークよりも半日遅れるそうです。

どういうことか分かりますか?そうです、-3等級以上の流星は夜中の3時ということになりますね!

この様な日の夜には、このような非常に大きな流星が1時間に1個程度観測出来る可能性があるそうです。(参考:内山茂男氏の論文)

-3等級ということは、全天で一番明るい恒星シリウスよりも明るい火球クラスです、わくわくしますね^^

そしてもう一つうれしくなる情報です。

ピークは昼間の3時ですが、実際に見ることが出来る流星の数は、19時台よりも23時台、翌日の1時2時台の方が圧倒的に多い可能性があるんです。

こちらも、先の情報と同じく月間天文ガイド12月号に載っていました。

14日19時台・・・10~20個程度
14日23時台・・・50~70個程度
15日1時台,2時台・・・80個程度

なぜこの時間帯にピークから遠のくほど1時間あたりに見える流星に数が増大するのか納得いきませんよね?

どうやらピーク時間を過ぎての流星数の軽減よりも、輻射点が上昇することにより多くの流星が見える効果が上回るからだそうです。

ふたご座流星群は夜半に輻射点があるふたご座が天頂に来ることが、安定した数の流星出現の要因でもあるんですね!

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2017年ふたご座流星群の見やすい方角解説

見やすい方角は、う~ん全部ですね^^;
輻射点のあるふたご座はこの時期夕暮れ時に東の空から上り、夜中に天頂付近を通り、夜明けに西の空に移動します。

つまり、一晩中、空に輻射点があるのです。
そこから四方八方に流星が飛ぶため夜空のどこに流星が出現するか分からないんです。

下の図は2017年12月14日24:00の南の空を「Stellarium」というソフトでシュミレーションしたものです。
観測の時に明るいと観測の邪魔になるので夜間照明にしておきました^^

輻射点と書いてあるところを基点として、四方八方に放射状に流星が流れます。

ふたご座を見つけるには、『オリオン座』そしてオリオン座の赤い一等星ベテルギウス、おおいぬ座の一等星シリウス、こいぬ座のプロキオンからなる『冬の大三角』、そしておうし座にある『スバル(プレアデス星団)』なんかを目安に探してください。

ふたご座で目立つのは、ギリシャ神話での双子に対応したポルックスという一等星とカストルという二等星という2つの星です。
輻射点があるのはカストルの隣です。
ちなみにカストルがお兄さんです。

明るい月が夜空ある場合は、月明かりが目に入ると流星が見にくくなりますし、月がある場所近くは空が明るく暗い星は見にくいです。
そのような時は、月が無い方角をオススメするのですが、2017年のふたご座流星群は月の影響を考える必要はありません。

ふたご座流星群観測の服装や注意点!

12月中旬の夜中ともなるとすごい寒いです!

ふたご座流星群は安定して流星が現れるので、退屈せずわくわくしながら観測出来るので寒さにも耐えられそうですが、冬の寒さを舐めてはいけません。

一度冷えてしまうとコタツに入っても、暖まらないんです。
私は朝観測を終えて家のコタツに入れば眠れると思ったのですが、冷えた足はなかなか暖まらないんです。
ちょっと焦りましたね。

これって凍傷?
もちろん、そこまででは無かったのですが、寒くて寝れないのは本当につらいです(>_<)

ふたご座流星群観測の服装

服装ですが、出来るだけ防寒しましょう!
皆さんは真冬用の服を持っていると思いますが、最高の装備でのぞんで下さい。

ふたご座流星群観測のおすすめグッズ

流星は空のどこを流れるか分からないので、全天も見渡せるように寝転がって見るのがオススメです。
立ったままだと首がすごく疲れますし、痛くなってしまいます。)

その場合、薄いブルーシートとかだと冷えた地面に体温を持って行かれますので、厚めの寝袋を用意してダンボールを敷くのがいいと思います。

オススメはリクライニングチェアに寝転がることですね。
地面と接触はしないので地面の寒さを避けることが出来ます。

colemanとか有名ブランドが買えればいいですが、先ずは安いのが欲しいという方はこんなのはどうでしょう?

わたしも屋上用に購入予定です^^

ヤフオクとかも探したのですが、送料もあわせて考えて結局こちらがいいかなと思いました。

ふたご座流星群の特徴

ここまで読んで頂いたので、ふたご座流星群の特徴は大体はお分かりだと思います。
まとめておきますね。

出現数が1時間50~60個とNo.1の実力
流星が流れる速度が遅い(ペルセウス座流星群の2分の一)
色の変化は特になく白色
この時期輻射点のふたご座は天頂にあって観測しやすい
太平洋側の晴天率が高い

あとがき

ふたご座流星群が冬(12月)の風物詩と認可される様になるといいなと思います。
やはりメディアの力が必要なので、テレビや新聞、普通の雑誌でも毎年のこの時期にふたご座流星群の特集を組んで欲しいですね^^
皆さんも是非ツイッターやFacebookなどで広めてください。

私は、個人的にペルセウス座流星群よりふたご座流星群の方が好きなのですが、それは流れるスピードがゆっくりだからです。
明るめの流星が、夜空をゆっくり流れるとすごくドキッとするんですよね。
お願い事もし易いですよ^^

2017年12月14日am.1:22~1:50まで新宿区のマンションの屋上で観測しました。
30分弱に間に、10個の流星を観測しました。
そのうち2つは-1等級ぐらいで滞空時間も2秒ちかくありました。
ピーク(15:00)から13時間ほど早い時間帯で1時間20個ぐらいのペースです。
ピークに近ければもっと多くの流星が流れることでしょう。
残念ながら仕事のため明日の夜は観測出来ません(>_<;)

ふたご座流星群を見た方は感想など下のメッセージ欄に書き込んでいただけたらすごくうれしいです^^
すぐ返信しますよ~。




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Posted by 40sfile


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